ロクロ体験で最初に躓くポイントと対処法
ロクロ体験に来た方の多くが、最初の10分で「思ったより難しい」と言います。それは正しい感想です。ロクロは慣れるまでに時間がかかる道具です。でも、最初に躓く場所はだいたい決まっています。
センタリングが一番難しい
粘土をロクロの中心に置き、回転させながら均等に整える作業をセンタリングといいます。これが最初の壁です。力の入れ方が左右で違うと、粘土がぶれて形になりません。
コツは、両手を粘土に当てたまま動かさないことです。手を動かそうとするのではなく、粘土が回転する力を手で受け止めるイメージです。体験の時間の半分をここに使っても構いません。
引き上げるときに壁が薄くなりすぎる
センタリングができたら、底から壁を引き上げていきます。このとき、力を入れすぎると壁が薄くなりすぎて崩れます。特に口縁に近い部分は薄くなりやすいです。
体験では粘土500gを使います。湯呑みなら壁の厚さは5mmから7mmが目安です。それより薄くなると焼成中に変形することがあります。厚めに作っておいて、後から削る方が安全です。
口縁の仕上げ
形ができたら、口縁を整えます。濡れたスポンジや指で軽く押さえて、均一な厚さにします。ここを丁寧にやるかどうかで、完成品の口当たりが変わります。
体験では、最後の仕上げをスタジオ側でも確認します。口縁が厚すぎる場合は、その場で一緒に調整します。
うまくできなかった日の粘土は、また練り直して次の体験に使います。失敗した粘土が無駄になるわけではありません。